昨年11月に成立した「自動車運転死傷行為処罰法」が、5月20日施行されましたが、道東帯広の「十勝毎日新聞」が、5月20~22日の紙面で遺族の声を特集しました。
→ 「遺族の思い」(「十勝毎日新聞」2014年5月20~22日)
交通死傷被害ゼロのために、命の重みに見合う刑罰を求めてきた私たち被害者にとっても重要な法律です。
改正法では、従来の危険運転致死傷罪より適用条件を緩和した中間刑を設け、病気の影響なども厳しく罰することが出来るようになったこと、無免許の加重規定が設けられるなど、今回の法改正のきっかけとなった被害事件の遺族の声を一定反映した内容になっています。「飲酒ひき逃げ逃げ事犯に厳罰を求める・・・」全国の会が長年訴えてきた「逃げ得」を解消する条項も加えられました。
決してあってはならないクルマによる死傷被害です。今回の法施行により加害運転行為の根絶を願うのですが、しかし、残された課題も多々あります。
十勝毎日の特集記事では、この残された課題も含めて、鋭く提起しています。