娘からの「問いかけ」に答えて
- 建立日
- 1999年10月25日(4年目の命日)
- 碑銘
- 私の犠牲を無にせず
子どもやお年寄りも
安心して歩ける
人にやさしい社会を
創ってください - 所在地(帰天地)
- 千歳市北信濃770‐7市道東7線
(株)ダイヘン前
私たちの最愛の娘千尋(ちひろ)は、1995年10月25日、学校帰りの歩行中、後ろからきた前方不注視のワゴン車に衝突させられ、わずか17歳(高校2年生)で限りない未来とその全てを奪われました。
「遺された親」である私と妻は、筆舌に尽くし難い悲しみと怒りで胸が張り裂けそうな日々の中、未だに、娘の仏前で「安らかに」と声をかけることはできません。
いつも娘から「私は、なぜこんな目に遭わなくてはならなかったの」「私がその全てを奪われた犠牲は(今の社会で)報われているの」と、問いかけられているような気がするからです。
「遺された親」として、娘の無念を胸に、この「問いかけ」に答えなければならないと思います。
犠牲を無にせず、現代の最大の人権侵害である交通犯罪・交通死傷被害を根絶するために、心の中の娘とともに、考え、行動し、発信し続けます。