交通死ー遺された親の叫びⅡ(最新〜2013) 被害者の尊厳と権利のために

【報告】7/20シンポ「ストーカー被害を止めるために」

2014年7月26日

シンポジウム「ストーカー被害を止めるために~誰もが当事者になり得る犯罪の現状と課題を探る」開催

 7月20日、札幌市教育文化会館において、シンポジウム「ストーカー被害を止めるために~誰もが当事者になり得る犯罪の現状と課題を探る」が開催されました。
 これは、本田信一郎さん(ノンフィクションライター・コメンテーター)が主催・コーディネートする「あすへの教室」第2回目(1回目は昨年7月、本ページで報告)として企画されたもので、会場には連休最中でありながら約50人の市民・関係者の方が参加し、大変貴重な討議が行われました。

講演

 最初に、ストーカー殺人の被害に遭われた猪野詩織さんのご両親、猪野憲一さんと京子さんが、「桶川ストーカー殺人事件~被害者遺族の対応と生活」と題して講演。詩織さんが助けを求めたにもかかわらず、埼玉県警上尾署の不正によって殺害に到った詳細な事実と、ストーカー規制法など、ストーカー犯罪抑止へのとりくみが切々と語られました。

シンポジウム

 後半のシンポジウムでは、札幌弁護士会犯罪被害者支援委員会副委員長である内藤裕次弁護士(北海道交通事故被害者の会副代表)と日笠倫子弁護士も加わり、ストーカー被害を止めるための課題、弁護士や市民の役割などについて具体的に討議されました。

 最後に会場のご婦人から、参加者の思いを代弁するような以下の発言を受け、余韻を残して終了しました。

 「今日猪野さんのお話を聞くまで、マスコミが流す記事を本当と思い、詩織さんのことを誤解していた。本当に謝らなくてはならない。本田さんは、今日の参加者数が少なくて申し訳ないと言ったが、私たちの後ろには沢山の人がいる。
 今、この時点から、その人たちに今日の話の内容を伝えていくことが大切ではないか。被害者の擁護について自分のできることから始めていきたい」

 当日の配付資料と猪野さんの講演のパワーポイント資料は以下です。
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