交通死ー遺された親の叫びⅡ(最新〜2013) 交通事件

【報告】旭川飲酒暴走事件(その2)2016.7. 旭川地検は危険運転罪に訴因変更!

2016年6月28日

※以下の訴え・報告は、「旭川飲酒死亡事件(5月4日)は、危険運転で裁かれるべきです(その1)」に続くものです。

速報! 地検は訴因を危険運転致死罪に変更! 7月7日追記

 下記6月28日記事で、高検への要請を報告していましたが、これまでのご遺族と代理人弁護士、そして支援の連絡会遺族の要請が奏功しました。

 旭川での飲酒運転被害事件(中島朱希さんが犠牲になりました)の訴因変更問題ですが、以下の(本日夕方の)HTBニュース等にありますように、正しく危険運転致死罪(自動車運転処罰法2条1号)への訴因変更の方針が、代理人弁護士への電話を通して伝えられたとのことです。
 詳しくは明日(8日午前中に)旭川地検から遺族と弁護士に直接説明があるとのことです。

 取り急ぎの報告です。

 以下は、7日の報道とその後の続報です

HBC「今日ドキッ!」  7月7日(木)18時04分
旭川飲酒事故…検察「危険運転」適用へ

 遺族の訴えが検察を動かしました。
 今年5月、旭川の国道12号線で、時速100キロ以上で暴走した車が、中央分離帯を乗り越え、反対車線の車と衝突し、小学校教諭の中島朱希さん38歳が死亡した事故。
 過失運転致死と酒気帯び運転の罪で起訴された石崎勝彦被告について、旭川地検は、より刑罰の重い危険運転致死罪に切り替える方針であることがわかりました。
 旭川地検は、当初、石崎被告について、ハンドル操作を誤ったとして過失運転致死などの罪で起訴しましたが、遺族側が、事故は飲酒の影響があったとして、より刑罰の重い危険運転致死罪に変更するよう求めていました。
 遺族側によりますと、旭川地検は再捜査の結果、罪名を変更することを7日、伝えてきたということです。
 旭川地検は、8日遺族に方針を伝える予定です。
(7月7日(木)18時04分)

HTBニュース  2016/07/07(木)16:18
独自!旭川の飲酒事故 訴因を危険運転致死罪へ

 今年5月、旭川で起きた飲酒運転による死亡事故で、旭川地検は当初、過失運転致死などの罪で起訴した男について、より罪の重い危険運転致死罪に切り替える方針を固めました。
 旭川地検は7日、過失運転致死罪などで起訴した石崎勝彦被告の罪を、危険運転致死罪に切り替える方針を遺族らに伝えました。この事故は今年5月に旭川市内で猛スピードで飲酒運転をしていた石崎被告の車が突っ込み小学校教師の中島朱希さんが亡くなったものです。旭川地検は「ハンドル操作のミスが事故の原因」として、過失運転致死などの罪で石崎被告を起訴しましたが、遺族らが危険運転の適用を求めたことで再捜査を行われ、訴因が変更されることになりました。

2016/07/08 北海道新聞

危険運転に訴因変更へ
旭川地検
5月の飲酒死亡事故

 【旭川】旭川市内の国道で5月に飲酒運転の乗用車とワゴン車が正面衝突し、ワゴン車の同市内の小学校教員中島朱希(あき)さん(38)が死亡した事故で、旭川地検は、自動車運転処罰法違反(過失致死)などの罪で起訴した上川管内東川町の農業石崎勝彦被告(51)について、より量刑の重い同法の危険運転致死罪に訴因変更する方針を決め、7日、中島さんの遺族らに伝えた。
 中島さんの夫康博さん(43)ら遺族は6月、「被告は大量の飲酒の上、異常な高速度で車を運転した」として、旭川地検と札幌高検に訴因変更を求めていた。地検は事故原因をあらためて検証した結果、危険運転致死罪を立証できると判断したとみられる。
 康博さんは「単なる『ハンドル操作ミス』の過失で裁かれるべきではない。まずは安堵(あんど)しています」とのコメントを発表した。
 自動車運転処罰法の危険運転致死罪は最高刑が懲役20年で、過失致死罪は同7年。2014年、小樽市で海水浴帰りの女性4人が死傷した飲酒ひき逃げ事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪で起訴された被告について、札幌地検は遺族らの要請や署名活動を受け、同法の危険運転致死傷罪に訴因変更している。

6月28日、札幌高検に要望書を提出しました

6月28日のNHKのニュース映像から

 6月28日、ご遺族は代理人の被害者参加弁護士(青野渉弁護士)とともに、旭川地検の上級庁である札幌高等検察庁を訪ね、危険運転罪への訴因変更を強く求めました。

 この訴因変更を支援する「中島朱希さん被害死事件 被害者等連絡会」(この日は、高石、白倉夫妻、前田の4人・・・2年前の小樽事件の被害者等連絡会のメンバーです)も、高検面談の冒頭に同席し、高検検事長宛て要望書(後記)を提出。危険運転致死罪の制定、改正を求めてきた遺族・被害者団体の強い思いを伝え、旭川地検への適切な指導を求めました。

 要望書の骨子は6月16日に旭川地検に提出した要請書と同じですが、一昨年の小樽事件でも、札幌地検が全国から賛同された要請署名を受けてようやく訴因変更をしたという経緯があります。この時は、最高検察庁への上申が訴因変更への大きな要素になりましたが、この度の旭川地検のあまりの消極姿勢による「誤判断」は、小樽事件の反省が何ら生かされていないという点で、札幌高検の指導責任も問われなければなりません。

 刑事司法は、一日も早く危険運転へ訴因を変更し、無念のご遺族にせめてもの正義を示すべきです。

   ⇒ ⇒ ⇒ 札幌高検検事長宛て要望書

小樽事件の概要と福岡・小樽比較表

 旭川事件の概要を、福岡事件と小樽事件との比較で作成しました(7月10日改訂)。

小樽事件の概要と福岡・小樽比較表(画像クリックでPDFを表示)

TV報道(6月28日)と新聞報道(6月29日)

 以下、TV報道(6月28日)と新聞報道(6月29日)です。

※なお、6月29日のTV朝日(道内局はHTB)は、全国ネットの「ワイド!スクランブル」で約20分にわたりこの事件をとりあげました。番組では、福岡事件の最高裁決定があり、小樽事件の教訓もありながら、旭川地検の過失運転での起訴は到底考えられないという、この事案の本質を解明していました。(北海道には流れなかったのがとても残念でした)

2016/06/28 NHKニュース
危険運転致死罪の適用を要望

 5月、旭川市で起きた飲酒運転の車による事故で、死亡した女性の遺族などが28日、札幌高等検察庁を訪れ、運転していた男に刑の重い危険運転致死罪を適用するよう改めて要望しました。
 札幌高検を訪れたのは、5月4日に起きた車どうしの衝突事故で死亡した旭川市の小学校教諭、中島朱希さん(38歳)の遺族や支援する弁護士など7人です。
 この事故では、相手の車を運転していた上川の東川町の農業、石崎勝彦被告(51歳)が過失運転致死と酒気帯び運転の罪で起訴されていて、遺族らは検察庁に対し、より刑の重い危険運転致死罪を適用するよう求めています。
 28日は、6月16日の旭川地検に続いて札幌高検に対し改めて要望しました。
 弁護士によりますと札幌高検は、「真摯に受け止め対応します」とこたえたということです。
 今回の事故をめぐる裁判は、7月19日に始まる予定で、記者会見した中島さんの夫は、「いまのままだと納得できないまま裁判を迎えることになりとても不安です。
 私たちの要望を聞き入れてもらえるよう願っています」と話していました。

2016/06/29 読売新聞

2016/06/29 北海道新聞

危険運転適用 高検にも要請
旭川飲酒事故の遺族

 旭川市内の国道で5月に飲酒運転の乗用車とワゴン車が正面衝突し、ワゴン車を運転していた同市の小学校教員中島朱希(あき)さん(38)が死亡した事故で、中島さんの遺族らが28日、乗用車を運転し自動車運転処罰法違反(過失致死)などの罪で起訴された上川管内東川町、農業石崎勝彦被告(51)に対し、より刑罰の重い同法の危険運転致死罪を適用するよう札幌高検に要請した。
 遺族は今月16日に旭川地検にも同様の要請を行った。上級庁の札幌高検に要請した理由について、夫の康博さん(43)は「旭川地検から具体的な回答が示されず、いつ示されるかも分からない。先が見えず、非常に不安だ」と説明した。
 高検への要請では「被告は大量の飲酒の上、異常な高速度で車を運転した。車を凶器とした交通殺人と呼ぶべき犯罪」と訴え、訴因の変更を求めた。遺族の代理人の青野渉弁護士によると、高検は「適正に対応したい」と答えたという。
 自動車運転処罰法の危険運転致死罪は最高刑が懲役20年で、過失致死罪は同7年。

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