交通死傷ゼロへの願い 交通死ー遺された親の叫びⅡ(最新〜2013) 最新の記事

聖千尋観音が本に紹介・記録されました

投稿日:2020年10月11日 更新日:

 今年(2020年)の10月25日は、長女千尋が交通死(“通り魔殺人的”被害死)し,その全てを奪われてから25年目の日です。
 この25年、長女の無念を思わない日は1日たりとも無く、年月を経るごとに悲嘆は深まるばかりです。“こんな理不尽は絶対に繰り返してはならない”との想いは募り、交通死傷ゼロのために出来ることをやり尽くす、そのことが長女から託された使命ではないかと、17歳のままの遺影に語りかける毎日です。

「交通安全を語る仏さま」

 そのような中、8月末、左の表紙の「交通安全を語る仏さま」という本が作られました。
(自費)出版されたのは、札幌にお住まいの釈地縁さん(ペンネーム、元道職員)です。
 釈さんは、「聖千尋観音」を記して下さる(表紙写真とp55)とともに、私たち被害者の会が会報やフォーラムで訴え続けている切なる願い~犠牲を無にせず、交通死傷ゼロの社会を創って欲しい~を全編に込めて下さいました。

 釈さんとは,北海道交通事故被害者の会が主催するフォーラムで知り合うことが出来ましたが、出版に至る経緯を自身のサイトで次のように記されています。

 「北海道の道端で交通安全を見守っている,お地蔵さんや観音さんをお参りしてきました。おもに平成22年から26年にかけてのことです。
 拝顔した仏さまは一カ所一体として約300体です。そのうち交通事故死者の慰霊や交通安全祈願のために建立されたと思われる仏さまは170体ほどで、90%がお地蔵さんでした。お参りを重ねている間に、道端から姿を隠した尊像があることを知りました。
 “交通戦争”を伝えている仏さまの記録を,今のうちに残しておく必要があると考えました。」
(釈さんのサイト「交通安全を語る仏さま」https://bhj380.jimdofree.com/ より)

全道の図書館で読めます。PDFでダウンロードも

 そして釈さんは,沢山の方に道端の仏様の願いを知っていただきたいと,この本を全道163か所の公立図書館に寄贈されていますので、手にとって読むことができます。また,上記サイトでPDFもリンクしていますので、下記からダウンロードして読むこともできます。

https://drive.google.com/file/d/1OZ9vxTUvg0MbFO2JChBkdUTgGJShVUaY/view

 皆さまへのお願いです。是非この本を通して,全道170体の尊像をはじめとする,安全な社会を願う「声なき声」に耳を傾け,交通死傷ゼロについて語り合って下さい。

北海道新聞(2020/10/15)が取り上げてくれました

北海道新聞 2020年10月15日 

交通事故死 無にしない

道端の仏像300体
釈さんが紹介本

 札幌市西区の釈地縁さん(71)=ぺンネーム=が、道内の国道沿いの仏像300体を紹介する「交通安全を語る仏さま」を自費出版した。事故で失われた命を無にしないようにと、地道に調べてまとめた一冊だ。
 釈さんは道職員を定年退職後、道端の仏像に興味を抱き、2010〜14年に調査。北海道交通事故被害者の会(札幌)の会員の助けも借りて300体を発見。その後約5年で執筆した。
 A5判240ページで300部作成。道内で総延長6500キロある国道脇に立つ仏像300体について、写真や位置を示す一覧を掲載して説明した。像は地蔵菩薩や聖観音書薩、不動明王など多様。釧路管内標茶町の地蔵害薩は印象的だった像といい、早朝に向かうと「朝霧の中、女性のような優しい面持ちでたたずんでいた」と記した。
 また、本では全体のうち170体は本体などに「交通安全」などの文字が記されていることなどを紹介した。犠牲者の遺族が土地所有者の了承を得て建立する例の一方、建立者不明の場合も。「知らぬ間に仏像が撤去されていく」ケースも少なくなく、釈さんは「命の大切さを語り継ぎたい」と話している。
 釈さんは現在、地図を作成中。本の全文はブログでダウンロードできる。アドレスはhttps://bhj380.jimdofree.com/ 

交通事故ゼロを願い自費出版した本「交通安全を語る仏さま」と手を合わせる釈さん

(尾崎良)

北海道新聞 2020年10月15日

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